巾着付きのトートバッグ:作り方(裏地あり&マチあり)
今日の手作り作品は、『巾着付きのトートバッグ(裏地あり&マチあり)』です。バッグの入れ口に巾着が付いていて、口が絞れるようになっています。
このトートバッグの出来上がりの大きさは、縦約14cm×横約20cm。マチの長さは、約7cm。トートバッグとしては、わりと小さめのサイズです。お弁当や飲み物などを入れて持ち歩く「ランチ用のトートバッグ」にちょうどいいと思います。
![巾着付きトートバッグ](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530a.jpg)
材料
表地用の布2枚は、20cm×30cmの大きさ。(縫い代込み、裏に接着芯を貼る。)
![表地](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530b.jpg)
接着芯を貼ると、生地にハリが出て、トートバッグが型崩れしにくくなります。
裏地用の布2枚も、20cm×30cmの大きさ。(縫い代込み。)
![裏地](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530c.jpg)
巾着用の布2枚は、19cm×32cm。(縫い代込み。)
![巾着用の布](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530d.jpg)
持ち手は、2.5cm×27cmのものを2本。持ち手は、好きな布を使って作ることもできますが、手芸屋さんで入手できるアクリルテープを使うのがオススメです。(その方が簡単で手軽にできる。)
![持ち手](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530e.jpg)
紐は、75cmのものを2本です。この紐は巾着用に使います。
![紐](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530f.jpg)
巾着部分を作る
1. 巾着用の布を中表に重ね、脇を「縫い代2cm」で縫います。(上から9cmは、紐通しになるので縫わない。)
![巾着布を縫う](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530g.jpg)
2. 縫い代を割った後、縫い代を内側へ折りこみ、ステッチを入れます。これは、「割り伏せ縫い」という縫い方です。縫い代のほつれ止めができて、見た目もきれいに仕上がるので、この縫い方にしました。
![割り伏せ縫いで縫い代を始末する](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530h.jpg)
割り伏せ縫いについては、こちらのページで解説しています。
3. あき止まりを縫い止めます。あき止まりとは、縫い目が無い「あきの部分」と、縫っている部分の境目のこと。ここは、物を出し入れする時に力がかかる部分で、ほつれやすいので、返し縫いで補強します。
![あき止まりを縫う](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530i.jpg)
4. 入れ口部分を三つ折りにして縫います。
![三つ折りにする](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530j.jpg)
![キワにステッチを入れる](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530k.jpg)
3つ折りする時は、アイロン定規を使うのがオススメです。折り目をキッチリつけられますし、仕上がりもきれいになります。
巾着トートバッグの外袋を作る
1. 表地用の布を中表に重ね、脇と底を縫います。(中表とは、布の表側同士を合わせて重ねること。)
![表地を縫い合わせる](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530l.jpg)
2. 隅の部分をカットして、縫い代を割り、マチを作ります。(マチとは、カバンやバッグの厚みのことです。)
![隅の余分をカットする](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530m.jpg)
![マチを縫う](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530n.jpg)
![袋部分が完成](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530o.jpg)
3. 持ち手2本を縫いつけます。
![持ち手を縫いつける](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530p.jpg)
4. 脇の縫い代の余分を少しカットしておきます。(入れ口から2.5cm分くらい)
![脇の縫い代をカット](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530q.jpg)
巾着トートバッグの内袋を作る
1. 内袋も、作り方は外袋と同様です。布を中表に重ね、脇と底を縫います。
![脇&底を縫う](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530r.jpg)
2. 角の部分をカットして、縫い代を割り、マチを作ります。
![内袋の隅をカット](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530s.jpg)
![マチの縫いライン](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530t.jpg)
3. 脇の縫い代の余分を少しカットしておきます。(入れ口から2.5cm分くらい)
![余分な縫い代カット](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530u.jpg)
外、内、巾着をまとめ、巾着トートバッグに仕上げる
1. 外袋と内袋を外表に重ねます。(外表とは、布の表側を外にした状態で、布同士を重ね合わせること。)
![表地と裏地を外表で重ねる](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530v.jpg)
2. 巾着部分を中表に重ねた後、入れ口をぐるっと一周縫い合わせます。
![巾着部分も重ねる](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530w.jpg)
3. 入れ口にステッチを入れ、巾着部分に紐を通します。これで、巾着トートバッグが完成しました。(入れ口部分は、布の重なりが多く、かなり厚みがあるので、ステッチを入れる際は慎重に作業しましょう。)
![入れ口にステッチ](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530x.jpg)
![巾着に紐を通す](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530y.jpg)
![巾着付きトート完成](https://www.jewel-track.com/wp-content/uploads/2022/02/post_530z.jpg)
この作品の動画版はこちら。
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