アクセサリー・宝飾製作に使う道具:基本編その1

すり板

製作作業の大半はこの板の上で行います。
すり板

すり板は、くさび(枕木)と、机にネジ止めした『カスガイ』ですり板を挟み固定するタイプのものと、 すり板自体をバイスやクランプで固定するタイプがあります。

木製の机ならどちらのタイプでも設置できますが、スチール製の机の場合はクランプ固定型の方が適しています。

すり板の使い勝手=「作業のしやすさ&安定性」に直結しており、 最終的には作品の完成度を左右するぐらい重要なものです。

なので、多くの製作者は、自分に合ったものを、作業しやすい長さと形に加工して使っています。 一般的には、彫金道具店などで売っている「朴の木(ホオノキ)」の板が適しているといわれています。

道具店などで市販されているすり板は、 V字に切り込みが入っていたり、クランプとセットになったものや、金床・アンビルとくっついているものもあります。

初心者の場合は、市販のすり板を自分の使いやすいように少し加工するとよいでしょう。

ルーペ

宝飾品の製作では、細かい部分の仕上がりなどを見なければならないので、ルーペが欠かせません。
ルーペ

「地金の接合部分にロウが流れているか?」、「爪は石に沿うように倒されているか?」、 「地金の表面に傷がついていないか?」など、常にルーペを使って見る癖をつけておきましょう。

ルーペで物を見る時は、顔とルーペを持つ手の位置は固定しておいて、見る対象の方を動かしてピントを合わせるようにします。

いつでもすぐ使えるように、紐やチェーンを通して首から提げておくと便利ですよ。

ケガキ

地金やロストワックスの表面に線や模様を書くのに使います。
ケガキ

特に、ワックスに線や模様を書く場合は、筆圧の強弱を使い分けることで、深さの異なる線を描き分けることができます。

例えば、下書き程度ですぐ消すような線の場合は、弱い筆圧で浅い線にすれば良いですし、 逆に、デザインの一部にするような太くて深い線の場合は、強い筆圧で描けばいいわけです。

ケガキは、片方がコンパスで円が書けるようになっているので、「カニコンパス」ともいわれます。

ヤスリ

地金やワックスを削るのに欠かせない道具で、大きさや形は様々です。
ケガキ

ヤスリの目は荒目、中目、油目の順に細かくなります。 インチヤスリや組ヤスリ、精密、目無し、ワックス用ヤスリなどの種類があります。

地金を削るには大きめのインチヤスリを、細部には精密ヤスリを、 目無しヤスリには両面テープで耐水ペーパーを貼り付けて使います。

組ヤスリには5本組、8本組、10本組、12本組といったものがあり、 5本組は5種類、8本組は8種類のヤスリが1セットになっています。 数字が大きいほどヤスリは短く小さくなります。

断面の形は、平、甲丸、丸、四角、シノギ、フジ山、腹丸、刀刃、先細、楕円、三角、両甲といった12種類の断面の形が基本で、 12本組のヤスリはこれらが1セットになっています。削る箇所に合わせて適切なヤスリを選択するようにしましょう。
ヤスリの形いろいろ ヤスリ各種

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