トマトの品種や特徴について

トマトは中南米が原産の野菜である。食用になったのは18世紀頃から。 流通しているトマトの大半は、桃色系の完熟タイプ。栽培する際には強い光が必要となる。 育てる温度は25℃前後が良いとされている。旬は7〜8月。強い日差しが照りつける時期に収穫すると美味しい。

ずっしりとした重さを感じるもの、赤色が均一であるもの、表皮やヘタに張りがあるもの、以上の3点が良いトマトを見分ける条件である。 保存する時は冷蔵庫の野菜室へ入れておく。容器は、ポリ袋や密閉できるものが適している。 買ってきたままのパックで4〜5日程度保存できる。生食用として消費されることが多い。酸味のあるトマトは加熱調理にも使われる。

桃色系トマト

完熟系の主流になっているトマト。登場したのは80年代頃。収穫後も締まった状態を保つことができ、劣化しにくい。 強い甘味の中に適度な酸味をそなえており、バランスが良い。全体のまとまりに優れたトマトである。

1981年にタキイ種苗が発表した「桃太郎」というトマトは、10種類以上の交配から作り出された品種で、 全トマト畑の約8割がこのトマトで占められている。桃太郎トマトは、大玉を代表する品種として、今やその地位を確立している。

ファースト系トマト

桃太郎が登場する以前は、この品種が主役を務めていた。 かつては一大勢力をなしていたが、桃太郎トマトの台頭により、近年は存在感が薄くなりつつある。 ファーストトマトという呼び名もあり。桃太郎トマトに比べると酸味が強い。 ファースト系のトマトは、種周辺のプルプルした部分が少ない。

冬から春にかけて出荷されるトマトで、我々がよく目にするものは大半がハウス物である。 このトマトは、皮の薄さや、尖った先端形状、果肉の多さといったものが特徴になっている。 青臭いような、土臭いような、独特の風味を持つ。いわゆる「昔ながらのトマト」である。

ミニトマト

プチトマトや、チェリートマトとも呼ばれる小粒タイプの品種で、大きさは2cm程度。 コロコロとした球形のフォルムが可愛らしい。トマト特有のクセみたいなものがほとんど無く、子供でも食べやすい。 お弁当用のおかずや、小分けするような用途に向いている。トマト全体に対するシェアは、まだ一割程度しかない。

高糖度系トマト

作り方や商品名などに特色があるトマトで、産地ごとに様々な名前がつけられている。 ハニーエイトや、シュガートマト、塩トマトなどは高糖度系トマトに分類される。 糖度が8から10程度のものをフルーツトマトという。(ただし、これは一応の目安で、明確化された基準は今のところ無い。)

高糖度系トマトは、ミディトマトとの境界線が少し曖昧で、はっきりとした線引きをしづらい部分がある。 (「高糖度系トマトをミディトマトの仲間として扱う」という考え方もあり。)

水分や栄養の供給をギリギリまで少なくすると、トマトはありったけの力を使い、なんとかして種を残そうとする。 この過程をうまくコントロールすれば、強い甘味を持ったトマトが収穫出来る。

高糖度系のトマトは、「旨み」や「甘味」の凝縮にある程度の期間が必要となるので、旬が冬から春になっている。 育つのが早い夏場は、成分蓄積が不十分なまま熟すことになるので栽培が難しい。

ミディトマト

大きさが、トマトとミニトマトの中間ぐらいなので、こう呼ばれている。重さは平均で50グラム前後。 完熟後に収穫するので糖度が高い。ヘルシーミディや、華クイーン、越のルビーなど、いろんなものが出回っている。 こういう名称の多様さは、高糖度系トマトと共通している。

調理用トマト

生よりも加熱に適したトマト。調理する時に熱を加えると、甘味や旨みが出てくる。 高温に晒されても崩れにくいよう、実がしっかりとしている。 色や形状のバリエーションが豊富で、ジュース向きのものや、煮崩れしにくいもの、ペースト加工用のもの等々、 用途に応じた様々なものが市販されている。

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